今頃何してるんだろう…と気になってしまう。
ふとした時に好きな相手の事を想うのは、自然なこと。
しかし相手が、不倫や好きになってはいけない人、別れて関係が途切れてしまった人の場合、気になった時にメールやLINE、電話で連絡することが出来ません。
あるいは、相手に執着しすぎて「いい加減しつこい」「重い」と言われている場合も、連絡することが出来ません。とても辛いですね。
その行為、ネットストーカーかもしれません
相手への執着を自分の意志で我慢出来ればいいのですが、twitterやFacebook等、SNSのアカウントを知っている場合、以下のような行動をしていませんか?
更新がないか確認。
いつログインになったか時間を確認する。
投稿があれば、ページを見て写真に誰が映っているか確認する。
どんなイベントだったか調べる。
誰かと友達になっていればその友達とはどういう関係なのか調べる。異性の場合は特に念入りに。
相手が、誰とどんな交流があるのかもっともっと知りたい、監視したい…
これらの行動は、SNS等で相手をストーキングする行為です。「ネットストーカー」と呼ばれます。
相手に危害を加えるつもりでネットでストーキングしていないので、相手にばれなければ、実害はありません。
むしろ、見たくないのに見てしまうという心理の場合、ストーカーしている側の方が深刻なのです。
「時間の無駄」でしかない。本当にメリットがない。
ネットストーカーは執着心、猜疑心、依存、嫉妬、寂しさ、妬みなどの感情から生まれます。
初めは愛や好意だったものが、歪に形を変えて、このような負の感情に変わります。
ストーキング行為で、SNSから一方的に情報を収集しますが、得た情報で何かアクションを起こすこともなければ、アクションを起こす手段がありません。
「自分は相手しかいないのに、相手は充実した生活や人間関係を構築している。楽しそう」と、傷きます。
進展しないものに時間が搾取される事ははっきり言って無駄です。
マイナスの感情に支配されると自分を見失い、気付くことも出来ません。
ただただ、疲弊します。
また、もしネットストーカーが相手にばれた場合を考えてみましょう。
スマホの場合、登録されているアカウントや携帯番号がアプリ同士で連携されていることがあります。
何かの通知が相手に届いた場合、簡単にばれてしまいます。
ばれれば「いつから見られていた?…気持ち悪い」「本当に陰湿で粘着な人」「別れて正解だった」「どうして信用してくれないんだ…もう別れよう」と思われるでしょう。
このままでは嫌われてしまう恐怖、やめたいのに辞められない自分と戦っている方がいます。
相手への執着を無くす方法
1.確認できないようにアカウントを削除する
強制的な方法です。
今まで使ってきたアカウントの場合、名残惜しいかもしれませんが削除してください。
SNSに接触する回数を減らすことで、自分の生活から消えていくのを待ちましょう。
2.反応を使って脳をだます
おまじないのようなものですが、繰り返しやることで執着心が消えていきます。
- SNSをアカウントみないようにするか、削除
- おもちゃの携帯やそれに見立てたものを準備
- いつものSNSをみる動作をする
- 両手を前に出して握る
- 「私はいま○○に会えない、連絡できない、大丈夫」と唱える
- 握った両手をぎゅっと固く握る
相手の行動や連絡をとりたくなった時に行ってください。
人間の条件反射制法を使った方法で、相手への関心が薄れていきます。
執着心をなくした後について考える
いずれの方法を試してもネットストーカーが収まらない場合は、相手に依存している可能性があります。こちらも参考になります。
⇒依存の正体と解消法
自分の今まで相手が占めていた部分が無くなったり落ち着きます。
恋人との距離感が正常に戻った場合は良いのですが、一人の場合は事前に考えておいた方が良いです。
これまでの執着心が無くなったと同時に、心の支えが失われ、ぽっかりと穴が開いてしまう感覚になります。
「どうしたらいいか分からない」という人が多くおられます。
仕事場がもし同じ場合は、暫くは辛いと思います。
執着心がなくなってもマイナスな感情が大きい場合は、転職もおすすめです。
趣味など興味の持てそうなものがあれば、それに時間を割くようにしてください。